問題文
図は、三相210 [V] 低圧幹線の計画図の一部である。図の低圧配電盤から分電盤に至る低圧幹線に施設する配線用遮断器に関して、次の(a)及び(b)に答えよ。
ただし、基準容量200 [kV・A]・基準電圧210 [V] として、変圧器及びケーブルの各百分率インピーダンスは次のとおりとし、変圧器より電源側及びその他記載の無いインピーダンスは無視するものとする。
変圧器の百分率抵抗降下1.4[%] 及び百分率リアクタンス降下2.0[%]
ケーブルの百分率抵抗降下 8.8 [%] 及び百分率リアクタンス降下 2.8 [%]
配線用遮断器 CB1及びCB2の遮断容量 [kA] の値として、最も適切な組み合わせは次のうちどれか。
ただし、CB1とCB2は、三相短絡電流の値の直近上位の遮断容量 〔kA] の配線用遮断器を選択するものとする。
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選択肢
遮断容量の選定
- CB1の選定:
CB1はF点(変圧器直下)の短絡電流を遮断できる必要があります。
算出値 約22.5 kA に対し、直近上位の定格は選択肢より **25 kA** となります。
- CB2の選定:
CB2は分電盤(ケーブルの末端)に設置されています。ここでの短絡電流は、変圧器+ケーブルのインピーダンスで制限されます。
合計 %R = 1.4 + 8.8 = 10.2 %
合計 %X = 2.0 + 2.8 = 4.8 %
合計 %Z = \(\sqrt{10.2^2 + 4.8^2} \approx 11.27 \%\)
CB2点の短絡電流 \( I_{s2} = 549.9 \times \dfrac{100}{11.27} \approx 4879 \text{ [A]} \approx 4.9 \text{ [kA]} \)
これに対する直近上位の定格は、選択肢より **5 kA** となります。
よって、CB1: 25kA、CB2: 5kA の組み合わせである(4)が正解です。