問題文
水力発電に関する記述として、誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
(1) 水管を流れる水の物理的性質を示す式として知られるベルヌーイの定理は、エネルギー保存の法則に基づく定理である。
(2) 水力発電所には、一般的に短時間で起動・停止ができる、耐用年数が長い、エネルギー変換効率が高いなどの特徴がある。
(3) 水力発電は昭和30年代前半まで我が国の発電の主力であったが、現在ではエネルギーの安定供給と経済性及び地球環境への貢献の観点から多様な発電方式が運用されており、我が国における水力発電の近年の発電電力量の比率は20%程度である。
(4) 河川の1日の流量を、年間を通して流量の多いものから順番に配列して描いた流況曲線は、発電電力量の計画において重要な情報となる。
(5) 総落差から損失水頭を差し引いたものを一般に有効落差という。有効落差に相当する位置エネルギーが水車に動力として供給される。
選択肢
(3)の記述が誤りです。日本の電源構成(発電電力量)における水力発電の比率は、近年およそ7~8%程度で推移しており、20%程度ではありません。その他の記述は正しいです。
- (1) ベルヌーイの定理は流体のエネルギー保存則です。
- (2) 水力は起動停止が早く、効率も高い(約80~90%)です。
- (4) 流況曲線は豊水、平水、低水、渇水などを知るために重要です。
- (5) 有効落差 \( H = H_g - h_{loss} \) です。