要点
正解は(1)。条文の対象、設備、数値要件の組合せを正しく対応付ける問題です。小問ごとに使う式と条件を切り分けて考えると整理しやすいです。復習では、使う式、代入値、単位換算の順で声に出して確認すると取り違えが減ります。
詳細解説
この問題の論点は、条文の対象、設備、数値要件を正しく対応付けられるかという点です。最初に問題文の条件を固定し、どの式や用語で判定するかを決めると全体が追いやすくなります。
低圧側電路(非接地方式、例えばV結線やΔ結線)の1端子が接地されている場合、接地抵抗 \(R_B\) に常時流れる電流 \(I_B\) は、接地されていない他の2線の対地静電容量 \(C\) を通じて流れる対地充電電流のベクトル和になります。
接地相の対地電圧は0V、他2相の対地電圧は線間電圧 \(V = 200\) V となります。
この2相の対地電圧の位相差は60度であるため、合成電流の大きさは1相あたりの電流の \(\sqrt{3}\) 倍になります。
\[ I_B = \sqrt{3} \times 2\pi f C V \]
\[ I_B = 1.732 \times 2 \times 3.14 \times 50 \times 0.1 \times 10^{-6} \times 200 \]
\[ I_B = 1.732 \times 314 \times 20 \times 10^{-6} \approx 10877 \times 10^{-6} \text{A} \approx 10.9 \text{mA} \]
最も近い(1)が正解です。
法規は似た言い回しが多いので、設備の種類、対象者、数値条件をばらさず一まとまりで押さえると判断が安定します。
類題でも、空欄の前後だけで決めず、条文全体の意味と数値要件を一緒に確認する習慣をつけると得点が安定します。