問題文
マイクロ波加熱の特徴に関する記述として、誤っているのは次のうちどれか。
選択肢
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(1)
マイクロ波加熱は、被加熱物自体が発熱するので、被加熱物の温度上昇(昇温)に要する時間は熱伝導や対流にはほとんど無関係で、照射するマイクロ波電力で決定される。
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(2)
マイクロ波出力は自由に制御できるので、温度調節が容易である。
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(3)
マイクロ波加熱では、石英ガラスやポリエチレンなど誘電体損失係数の小さい物も加熱できる。
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(4)
マイクロ波加熱は、被加熱物の内部でマイクロ波のエネルギーが熱になるため、加熱作業環境を悪化させることがない。
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(5)
マイクロ波加熱は、電熱炉のようにあらかじめ所定温度に予熱しておく必要がなく熱効率も高い。
* **3が誤り**です。マイクロ波加熱(誘電加熱)の発熱量は、周波数、電界の強さ、および比誘電率と誘電正接の積(誘電損失係数)に比例します。石英ガラスやポリエチレン、ポリプロピレンなどは誘電損失が非常に小さく、マイクロ波を透過するため加熱されにくい(加熱できない)物質です。これらは加熱容器などに利用されます。