問題文
次の文章は、太陽光発電設備におけるパワーコンディショナに関する記述である。
近年、住宅に太陽光発電設備が設置され、低圧配電線に連系されることが増えてきた。連系のためには、太陽電池と配電線との間にパワーコンディショナが設置される。パワーコンディショナは (ア) と系統連系用保護装置とが一体になった装置である。パワーコンディショナは、連系中の配電線で事故が生じた場合に、太陽光発電設備が (イ) 状態を継続しないように、これを検出して太陽光発電設備を系統から切り離す機能をもっている。パワーコンディショナには、 (イ) の検出のために、電圧位相や (ウ) の急変などを常時監視する機能が組み込まれている。ただし、配電線側で発生する (エ) に対しては、系統からの不要な切り離しをしないよう対策がとられている。
上記の記述中の空白箇所(ア)~(エ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
選択肢
パワーコンディショナは、太陽電池の直流電力を配電系統へ送れる交流に変換する装置なので、(ア) は「逆変換装置」である。
系統事故などで配電線が停電したあとも、太陽光発電設備だけで局所的に送電を続けてしまう状態を単独運転という。保守作業の安全や再閉路時の支障を防ぐため、この単独運転を検出して解列する必要がある。したがって、(イ) は「単独運転」である。
単独運転が起こると、系統側の拘束がなくなるため、端子電圧の位相や周波数が変化しやすい。このため、検出指標として電圧位相や周波数の急変を監視するので、(ウ) は「周波数」である。
一方、配電線側で起こる瞬時電圧低下に対しては、ただちに不要解列すると系統安定度を損ねるため、不必要に切り離さない対策が取られている。したがって、(エ) は「瞬時電圧低下」である。
よって、正しい組合せは (3) である。