次の文章は、配電系統の高調波についての記述である。不適切なものは次のうちどれか。
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(1)
高調波電流を多く含んだ程度に応じて電圧ひずみが大きくなる。
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(2)
高調波発生機器を設置していない高圧需要家であっても直列リアクトルを付けないコンデンサ設備が存在する場合、電圧ひずみを増大させることがある。
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(3)
低圧側の第3次高調波は、零相(各相が同相)となるため高圧側にあまり現れない。
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(4)
高調波電流流出抑制対策のコンデンサ設備は、高調波発生源が変圧器の低圧側にある場合、高圧側に設置した方が高調波電流流出抑制の効果が大きい。
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(5)
高調波電流流出抑制対策設備に、高調波電流を吸収する受動フィルタと高調波電流の逆極性の電流を発生する能動フィルタがある。
要点
正解は(4)。高調波の流出抑制対策は、発生源に近い場所で行うのが効果的です。発生源が変圧器の低圧側にある場合、高圧側に設置するよりも低圧側に設置する方が、変圧器を通る高調波電流を低減でき、効果が大きくなります。
詳細解説
正解は(4)です。
4. 高調波の流出抑制対策は、発生源に近い場所で行うのが効果的です。発生源が変圧器の低圧側にある場合、高圧側に設置するよりも低圧側に設置する方が、変圧器を通る高調波電流を低減でき、効果が大きくなります。したがって、この記述が不適切です。
高調波対策は、発生源に近い施設側で抑制するほど、上位系統や変圧器に流れる高調波電流を減らせます。高圧側か低圧側かは、どちらが発生源に近いかという保安・設備運用上の基準で判断します。
以上より、選択肢(4)が正解です。