問題文
次の文章は、電界効果トランジスタに関する記述である。
図に示す MOS電界効果トランジスタ (MOSFET)は、p形基板表面にn形のソースとドレーン領域が形成されている。 また、ゲート電極は、ソースとドレーン間のp形基板表面上に薄い酸化膜の絶縁層(ゲート酸化膜)を介して作られている。 ソースSとp形基板の電位を接地電位とし、ゲートGにしきい値電圧以上の正の電圧 \( V_{GS} \) を加えることで、絶縁層を隔てたp形基板表面近くでは、(ア) が除去され、チャネルと呼ばれる (イ) の薄い層ができる。 これによりソースSとドレーンDが接続される。この \( V_{GS} \) を上昇させるとドレーン電流 \( I_{D} \) は (ウ) する。
また、このFETは (エ) チャネル MOSFET と呼ばれている。
上記の記述中の空白箇所(ア)、(イ)、(ウ)及び(エ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
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選択肢
p形基板を用いたMOSFETで、ゲートに正電圧を加えると、基板表面の多数キャリアである **正孔** (ア) が退けられ(空乏化)、少数キャリアである **電子** (イ) が引き寄せられて反転層(チャネル)を形成します。これによりn形のソース・ドレーン間が導通します。
ゲート電圧 \( V_{GS} \) を上昇させるとチャネルの電子密度が増え、抵抗が下がるため、ドレーン電流は **増加** (ウ) します。
ソース・ドレーンがn形であり、電子がチャネルを形成するため、これは **n** (エ) チャネルMOSFETと呼ばれます。