問題文
次の文章は、送配電線路での過電圧に関する記述である。
送配電系統の運転中には、様々な原因で、公称電圧ごとに定められている最高電圧を超える異常電圧が現れる。このような異常電圧は過電圧と呼ばれる。過電圧は、その発生原因により、外部過電圧と内部過電圧に大別される。
外部過電圧は主に自然雷に起因し、直撃雷、誘導雷、逆フラッシオーバに伴う過電圧などがある。このうち一般の配電線路で発生頻度が最も多いのは (ア) に伴う過電圧である。
内部過電圧の代表的なものとしては、遮断器や断路器の動作に伴って発生する (イ) 過電圧や、 (ウ) 時の健全相に現れる過電圧、さらにはフェランチ現象による過電圧などがある。
また、過電圧の波形的特徴から、外部過電圧や、内部過電圧のうちの (イ) 過電圧は (エ) 過電圧、 (ウ) やフェランチ現象に伴うものなどは (オ) 過電圧と分類されることもある。
上記の記述中の空白箇所(ア)、(イ)、(ウ)、(エ)及び(オ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
選択肢
* **(ア)**: 配電線路(低い位置にある)において、直撃雷よりも発生頻度が圧倒的に多いのは、近傍への落雷による「誘導雷」です。
* **(イ)**: 遮断器等の操作によって発生するのは「開閉」過電圧です。
* **(ウ)**: 故障時に健全相の電圧が上昇する代表的な現象は「一線地絡」時の健全相電圧上昇です。
* **(エ)**: 雷や開閉過電圧は、波頭長・波尾長が短い衝撃波形であるため「サージ性」過電圧と呼ばれます。
* **(オ)**: 一線地絡やフェランチ現象による過電圧は、商用周波数の電圧が高くなる現象であり、継続時間がサージより長いため「短時間交流」過電圧に分類されます。
よって、(1)が正しい組み合わせです。