次の文章は、調相設備に関する記述である。
送電線路の送・受電端電圧の変動が少ないことは、需要家ばかりでなく、機器への影響や電線路にも好都合である。負荷変動に対応して力率を調整し、電圧値を一定に保つため、調相設備を負荷と (ア) に接続する。
調相設備には、電流の位相を進めるために使われる (イ) 、電流の位相を遅らせるために使われる (ウ) 、また、両方の調整が可能な (エ) や近年ではリアクトルやコンデンサの容量をパワーエレクトロニクスを用いて制御する (オ) 装置もある。
上記の記述中の空白箇所(ア)、(イ)、(ウ)、(エ)及び(オ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
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要点
正解は(1)。調相設備は負荷と 並列 に接続して無効電力を調整します。 位相を進める(進み無効電力を供給する)のは 電力用コンデンサ です。 位相を遅らせる(遅れ無効電力を供給する、フェランチ効果対策など)のは 分路リアクトル です。
詳細解説
正解は(1)です。
・調相設備は負荷と 並列 に接続して無効電力を調整します。
・位相を進める(進み無効電力を供給する)のは 電力用コンデンサ です。
・位相を遅らせる(遅れ無効電力を供給する、フェランチ効果対策など)のは 分路リアクトル です。
・両方の調整が可能な回転機は 同期調相機 です。
・パワーエレクトロニクス(サイリスタ等)を用いた装置は 静止形無効電力補償装置(SVC: Static Var Compensator)などと呼ばれます。
特にコンデンサの問題では、接続前後で一定なのが電圧なのか電荷なのかを最初に決めることが重要です。合成容量を求めたあとに保存量との関係を確認すると、式の選び違いを防げます。
以上より、選択肢(1)が正解です。