問題文
電気事業者から供給を受ける、ある需要家の自家用変電所を送電端とし、高圧三相3線式1回線の専用配電線路で受電している第2工場がある。第2工場の負荷は2000 \([ \text{kW} ]\)、受電電圧は6000 \([ \text{V} ]\) であるとき、第2工場の力率改善及び受電端電圧の調整を図るため、第2工場に電力用コンデンサを設置する場合、次の(a)及び(b)の問に答えよ。
ただし、第2工場の負荷の消費電力及び負荷力率(遅れ)は、受電端電圧によらないものとする。
第2工場の力率改善のために電力用コンデンサを設置したときの受電端のベクトル図として、正しいものを次の1~5のうちから一つ選べ。ただし、ベクトル図の文字記号と用語との関係は次のとおりである。
\(P\): 有効電力 \([\text{kW}]\)
\(Q\): 電力用コンデンサ設置前の無効電力 \([\text{kvar}]\)
\(Q_C\): 電力用コンデンサの容量 \([\text{kvar}]\)
\(\theta\): 電力用コンデンサ設置前の力率角 \([^\circ]\)
\(\theta'\): 電力用コンデンサ設置後の力率角 \([^\circ]\)
選択肢
遅れ力率の負荷 \(P\)(水平)、\(Q\)(遅れ、垂直下向き)に対し、進相コンデンサ \(Q_C\)(進み、垂直上向き)を接続すると、無効電力が \(Q - Q_C\) に減少します。
ベクトル図では、\(Q\) の先端から上向きに \(Q_C\) を戻し、原点と結んだ線が新しい皮相電力となります。力率角は \(\theta\) から \(\theta'\) に小さくなります。これを示しているのは図(2)です。