22(33)〔kV〕配電系統に関する記述として、誤っているのは次のうちどれか。
回答を選ぶ
選択肢を押すと、すぐに結果が表示されます。
-
(1)
6.6〔kV〕の配電線に比べ電圧対策や供給力増強対策として有効なので、長距離配電の必要となる地域や新規開発地域への供給に利用されることがある。
-
(2)
電気方式は、地絡電流抑制の観点から中性点を直接接地した三相3線方式が一般的である。
-
(3)
各種需要家への電力供給は、特別高圧需要家へは直接に、高圧需要家へは途中に設けた配電塔で6.6〔kV〕に降圧して高圧架空配電線路を用いて、低圧需要家へはさらに柱上変圧器で200~100〔V〕に降圧して、行われる。
-
(4)
6.6〔kV〕の配電線に比べ33〔kV〕の場合は、負荷が同じで配電線の線路定数も同じなら、電流は \(\dfrac{1}{5}\) となり電力損失は \(\dfrac{1}{25}\) となる。電流が同じであれば、送電容量は5倍となる。
-
(5)
架空配電系統では保安上の観点から、特別高圧絶縁電線や架空ケーブルを使用する場合がある。
要点
正解は(2)。誤り。22kVや33kVの特別高圧配電系統(またはスポットネットワーク配電)では、地絡電流を抑制し通信線への誘導障害を軽減するため、中性点は抵抗接地方式(あるいは非接地方式)を採用するのが一般的である。
詳細解説
正解は(2)です。
2. 誤り。22kVや33kVの特別高圧配電系統(またはスポットネットワーク配電)では、地絡電流を抑制し通信線への誘導障害を軽減するため、中性点は抵抗接地方式(あるいは非接地方式)を採用するのが一般的である。直接接地方式は地絡電流が非常に大きくなるため、主に187kV以上の超高圧系統で採用される方式であり、配電系統では一般的ではない。
1は高電圧化によって電流を抑え、電圧降下や損失を小さくしながら長距離供給や新規開発地域への対応力を高める、という33kV配電の狙いを述べたもので妥当です。3も、特別高圧需要家、高圧需要家、低圧需要家で段階的に電圧を変えて供給する配電構成の説明として自然です。
4は、同じ負荷を送るなら電圧を5倍にすると電流は5分の1、銅損は電流の二乗に比例するので25分の1になる、という基本関係を使っています。5も、保安や絶縁の観点から特別高圧絶縁電線や架空ケーブルを使う場合があるので誤りではありません。
以上より、選択肢(2)が正解です。