次の文章は、架空送電線の多導体方式に関する記述である。
送電線において、1相に複数の電線を (ア) を用いて適度な間隔に配置したものを多導体と呼び、主に超高圧以上の送電線に用いられる。多導体を用いることで、電線表面の電位の傾きが (イ) なるので、コロナ開始電圧が (ウ) なり、送電線のコロナ損失、雑音障害を抑制することができる。
多導体は合計断面積が等しい単導体と比較すると、表皮効果が (エ) 。また、送電線の (オ) が減少するため、送電容量が増加し系統安定度の向上につながる。
上記の記述中の空白箇所(ア), (イ), (ウ), (エ)及び(オ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
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(3)
シールドリング 大きく 高く 大きい インダクタンス
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要点
正解は(4)。(ア) 素導体同士の間隔を保つために スペーサ を用います。(イ)(ウ) 等価半径が大きくなるため、電線表面の電位の傾きが 小さく なり、コロナ放電開始電圧が 高く なります。
詳細解説
正解は(4)です。
(ア) 素導体同士の間隔を保つために スペーサ を用います。
(イ)(ウ) 等価半径が大きくなるため、電線表面の電位の傾きが 小さく なり、コロナ放電開始電圧が 高く なります。
(エ) 同じ断面積の単導体に比べ表面積が大きいため、電流が分散し表皮効果は 小さい です。
(オ) 等価半径の増加により、インダクタンス \(L\) は減少し、静電容量 \(C\) は増加します。インダクタンスの減少はリアクタンスの低下を招き、送電容量の増大に寄与します。
以上より、選択肢(4)が正解です。