問題文
変圧器のV結線方式に関する記述として、誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
選択肢
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(2)
同一の変圧器2台を使用して三相平衡負荷に供給している場合、結線変圧器と比較して、出力は \(\dfrac{\sqrt{3}}{2}\) 倍となる。
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(3)
同一の変圧器2台を使用して三相平衡負荷に供給している場合、変圧器の利用率は \(\dfrac{\sqrt{3}}{2}\) となる。
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(4)
電灯動力共用方式の場合、共用変圧器には電灯と動力の電流が加わって流れるため、一般に動力専用変圧器の容量と比較して共用変圧器の容量の方が大きい。
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(5)
単相変圧器を用いた結線方式と比較して、変圧器の電柱への設置が簡素化できる。
V結線での出力 \(P_V\) は、単相変圧器1台の容量を \(P_1\) とすると \(P_V = \sqrt{3} P_1\) です。
同一の変圧器3台を用いた \(\Delta\) 結線の出力 \(P_{\Delta}\) は \(3 P_1\) です。
したがって、V結線の出力は \(\Delta\) 結線(結線変圧器)と比較して、
\(\dfrac{P_V}{P_{\Delta}} = \dfrac{\sqrt{3} P_1}{3 P_1} = \dfrac{1}{\sqrt{3}}\) (約0.577倍)となります。
\(\dfrac{\sqrt{3}}{2}\) 倍となるのは、「設備容量(単相変圧器2台分の合計容量 \(2P_1\))」に対する出力の比(利用率)です。