問題文
次の文章は,コロナ損に関する記述である。
送電線に高電圧が印加され,(ア)がある程度以上になると,電線からコロナ放電が発生する。コロナ放電が発生するとコロナ損と呼ばれる電力損失が生じる。そこで,コロナ放電の発生を抑えるために,電線の実効的な直径を(イ)するために(ウ)する,線間距離を(エ)する,などの対策がとられている。
コロナ放電は,気圧が(オ)なるほど起こりやすくなる。
上記の記述中の空白箇所(ア),(イ),(ウ),(エ)及び(オ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
選択肢
* (ア) コロナ放電は、**電線表面の電界強度**(電位の傾き)が空気の絶縁耐力を超えると発生します。
* (イ) 電界強度を下げるには、電線の実効的な直径(等価半径)を**大きく**する必要があります(太い電線ほど表面の曲率が緩やかになり電界集中が緩和される)。
* (ウ) 実効直径を大きくする具体的な方法として、**多導体化**(1相あたり2本以上の電線を用いる)があります。
* (エ) 線間距離を**大きく**とることも電界強度の低減に効果がありますが、主には多導体化や外径の大きな電線の採用が対策とされます。
* (オ) パッシェンの法則に関連し、気圧が**低く**なる(標高が高くなる)ほど、空気の絶縁耐力が下がり、コロナ放電は起こりやすくなります。