電気使用場所の低圧幹線の施設について、次の(a)及び(b)の問に答えよ。
次の表は、「電気設備技術基準の解釈」に基づき、低圧幹線に電動機等が接続される場合における電動機等の定格電流の合計値 \(I_M\) [A]と、他の電気使用機械器具の定格電流の合計値 \(I_H\) [A] と、これらに電気を供給する一つの低圧幹線に用いる電線の許容電流 \(I_C^{\prime} [A] \geqq\)、当該低圧幹線を保護する過電流遮断器の定格電流の最大値 \(I_B\) [A] を示したものである。ただし、需要率、力率等による修正はしないものとする。
| \(I_M\) [A] | \(I_H\) [A] | \(I_C^{\prime}\) [A] | \(I_B\) [A] |
| :---: | :---: | :---: | :---: |
| 60 | 20 | 88 | (エ) |
| 70 | 10 | 88 | (オ) |
| 80 | 0 | 88 | (カ) |
上記の表中の空白箇所(エ), (オ)及び(カ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
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要点
正解は(2)。過電流遮断器の定格電流 \(I_B\) の計算 解釈第148条により、幹線の過電流遮断器の定格電流は、次の値以下でなければなりません。
詳細解説
正解は(2)です。
過電流遮断器の定格電流 \(I_B\) の計算
解釈第148条により、幹線の過電流遮断器の定格電流は、次の値以下でなければなりません。
1. \(3 I_M + I_H\)
2. \(2.5 \times I_C^{\prime}\) (電線の許容電流の2.5倍)
上記のいずれか小さい方の値(ただし、これらが標準定格にない場合は直近上位等の規定がありますが、ここでは最大値の計算を求められています)。
ここで、\(I_C^{\prime} = 88\) A なので、\(2.5 \times I_C^{\prime} = 2.5 \times 88 = 220\) A が上限の一つとなります。
・(エ): \(I_M=60, I_H=20\)。
\(3 I_M + I_H = 3 \times 60 + 20 = 200\) A。
\(2.5 I_C^{\prime} = 220\) A。
小さい方は 200 A。
・(オ): \(I_M=70, I_H=10\)。
\(3 I_M + I_H = 3 \times 70 + 10 = 220\) A。
\(2.5 I_C^{\prime} = 220\) A。
両方220なので 220 A。
・(カ): \(I_M=80, I_H=0\)。
\(3 I_M + I_H = 3 \times 80 + 0 = 240\) A。
\(2.5 I_C^{\prime} = 220\) A。
小さい方は 220 A(電線保護の観点から220Aに制限されます)。
よって、(b)の正解は(2)です。