問題文
次の文章は、三相巻線形誘導電動機の構造に関する記述である。
三相巻線形誘導電動機は、 (ア) を作る固定子と回転する部分の巻線形回転子で構成される。
固定子は、 (イ) を円形又は扇形にスロットとともに打ち抜いて、必要な枚数積み重ねて積層鉄心を構成し、その内側に設けられたスロットに巻線を納め、結線して三相巻線とすることにより作られる。
一方、巻線形回転子は、積層鉄心を構成し、その外側に設けられたスロットに巻線を納め、結線して三相巻線とすることにより作られる。始動時には高い電圧にさらされることや、大きな電流が流れることがあるので、回転子の巻線には、耐熱性や絶縁性に優れた絶縁電線が用いられる。一般的に、小出力用では、ホルマール線や (ウ) などの丸線が、大出力用では、 (エ) の平角銅線が用いられる。三相巻線は、軸上に絶縁して設けた3個のスリップリングに接続し、ブラシを通して外部(静止部)の端子に接続されている。この端子に可変抵抗器を接続することにより、 (オ) を改善したり、速度制御をすることができる。
上記の記述中の空白箇所 (ア)〜(オ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
選択肢
(ア) **回転磁界**:三相誘導電動機の固定子巻線に三相交流を流すと回転磁界が発生します。
(イ) **電磁鋼板**:鉄損(渦電流損やヒステリシス損)を低減するため、ケイ素を含有した電磁鋼板を積層して鉄心を作ります。
(ウ) **ポリエステル線**、(エ) **ガラス巻線**:巻線には耐熱性が求められます。小出力ではポリエステル線等のエナメル丸線、大出力や高電圧ではガラス巻線等の平角線が使用されます。ビニル線は耐熱性が低いため電動機巻線には不適です。
(オ) **始動特性**:巻線形誘導電動機の二次回路に抵抗を挿入する(比例推移)ことで、始動トルクを増大させ、始動電流を抑制することができます。これを始動特性の改善といいます。