要点
正解は(5)。滑りとトルクの関係を整理して、条件が変わったときの挙動を比べる問題です。基本式の意味と、条件がどの項に効くかを先に整理して進めます。復習では、使った式の各項が何を表すかを言い直せるか確認すると応用が利きやすくなります。
詳細解説
この問題の論点は、機器の基本原理と代表式を条件に合わせて使えるかという点です。最初に問題文の条件を固定し、どの式や用語で判定するかを決めると全体が追いやすくなります。
三相交流電流により回転磁界が生じます。レンツの法則等の原理により、一次電流(固定子)は二次電流(回転子)による起磁力を打ち消すように流れます。誘導機は変圧器と等価であり、固定子が一次、回転子が二次に相当します。滑り \(s\) で運転中の二次誘導起電力 \(E_2s\) は、停止時の起電力 \(E_2\) の \(s\) 倍となります(\(E_2s = s E_2\))。
機械分野は、速度、電流、トルク、滑りなどのどの量が変化しているかを意識すると、公式の当てはめを誤りにくくなります。
類題では、まず基本式の意味を確認し、与えられた条件がどの項に効くかを順に追うのが近道です。
計算問題でも文章問題でも、まず状態量の意味を確認してから公式を使うと、条件の読み違いを減らせます。