要点
正解は(5)。始動時は逆起電力がないことを起点に、電流や損失の関係を追う問題です。基本式の意味と、条件がどの項に効くかを先に整理して進めます。復習では、使う式、代入値、単位換算の順で声に出して確認すると取り違えが減ります。
詳細解説
この問題の論点は、機器の基本原理と代表式を条件に合わせて使えるかという点です。最初に問題文の条件を固定し、どの式や用語で判定するかを決めると全体が追いやすくなります。
Y-\(\Delta\)始動(Y結線)時のトルク \( T_Y \) は、全電圧始動(\(\Delta\)結線)時のトルク \( T_{\Delta} \) の \( \dfrac{1}{3} \) になります。
\[ T_{\Delta} = 3 T_Y = 3 \times 60 = 180 \, [\text{N}\cdot\text{m}] \]
また、全電圧始動トルクは定格トルク \( T_n \) の240%(2.4倍)であるため、
\[ T_{\Delta} = 2.4 T_n \]
\[ 180 = 2.4 T_n \]
\[ T_n = \dfrac{180}{2.4} = \dfrac{1800}{24} = 75 \, [\text{N}\cdot\text{m}] \]
機械分野は、速度、電流、トルク、滑りなどのどの量が変化しているかを意識すると、公式の当てはめを誤りにくくなります。
類題では、まず基本式の意味を確認し、与えられた条件がどの項に効くかを順に追うのが近道です。