要点
正解は(2)。条文の対象、設備、数値要件の組合せを正しく対応付ける問題です。小問ごとに使う式と条件を切り分けて考えると整理しやすいです。復習では、使う式、代入値、単位換算の順で声に出して確認すると取り違えが減ります。
詳細解説
この問題の論点は、条文の対象、設備、数値要件を正しく対応付けられるかという点です。最初に問題文の条件を固定し、どの式や用語で判定するかを決めると全体が追いやすくなります。
構外(配電線路側)事故時、零相変流器(ZCT)が検出する電流は、需要設備側の対地静電容量 \(C_2\) から供給される地絡電流成分(いわゆる「もらい事故」電流)です。
検出電流 \(I_{ZCT}\) は以下のように計算されます。
\[ I_{ZCT} = 3 \times 2\pi f C_2 \times \dfrac{V}{\sqrt{3}} = 2\sqrt{3}\pi f C_2 V \]
値を代入します。
\[ I_{ZCT} = 2\sqrt{3} \times \pi \times 60 \times (0.02 \times 10^{-6}) \times 6600 \]
\[ \approx 2 \times 1.732 \times 3.14 \times 60 \times 0.02 \times 6.6 \times 10^{-3} \]
\[ \approx 86.1 \times 10^{-3} \text{ [A]} = 86 \text{ [mA]} \]
したがって、(2)が正解です。
法規は似た言い回しが多いので、設備の種類、対象者、数値条件をばらさず一まとまりで押さえると判断が安定します。
類題でも、空欄の前後だけで決めず、条文全体の意味と数値要件を一緒に確認する習慣をつけると得点が安定します。
図や特性から判断する問題では、どの区間の傾き、交点、波形の位置を根拠にするかを先に固定すると、選択肢を機械的に切り分けやすくなります。