問題文
図はある配電用変電所の送り出し遮断器Aから需要家構内の主遮断器までの電路を表したものである。図中に×印で示した地点で短絡事故が発生した場合の遮断器Aと、区分開閉器B(SOG機能付PAS)の動作の記述として、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
ただし、遮断器Aの配電系統及びこれに接続する全ての需要家構内に分散型電源は無いものとする。
なお、本問でSOG機能付PASとは、過電流蓄勢トリップ付地絡トリップ形トリップ装置付過電流ロック形高圧気中負荷開閉器をいう。
(図:変電所遮断器A --- 配電線 --- [SOG機能付PAS B] --- [短絡事故点×] --- [主遮断器])
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選択肢
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(1)
Aが開路したのち、Bが開路し、その後Aが閉路する。
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(2)
Bが開路したのち、Aが開路し、その後Aが閉路する。
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SOG機能付PAS(過電流ロック機能付)の動作協調に関する問題です。
需要家構内で短絡事故が発生した場合、大電流が流れます。PAS(区分開閉器B)は短絡電流を遮断する能力がないため、過電流ロック機能により即座には開路しません(ロックされます)。
1. まず変電所の遮断器Aが短絡電流を検知して遮断(開路)します。
2. 電路が無電圧になると、PAS(B)は過電流蓄勢機能により蓄えられた力で開路(トリップ)し、事故点を切り離します。
3. その後、変電所の遮断器Aが再閉路します(事故点はBによって切り離されているため、送電は継続されます)。
したがって、動作順序は「A開路 → B開路 → A閉路」となります。