問題文
三相変圧器の並行運転に関する記述として、誤っているものを次の1~5のうちから一つ選べ。
選択肢
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(1)
各変圧器の極性が一致していないと、大きな循環電流が流れて巻線の焼損を引き起こす。
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(2)
各変圧器の変圧比が一致していないと、負荷の有無にかかわらず循環電流が流れて巻線の過熱を引き起こす。
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(3)
一次側と二次側との誘導起電力の位相変位(角変位)が各変圧器で等しくないと、その程度によっては、大きな循環電流が流れて巻線の焼損を引き起こす。したがって、 \(\Delta\)-YとY-Yとの並行運転はできるが、\(\Delta\)-\(\Delta\)と\(\Delta\)-Yとの並行運転はできない。
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(4)
各変圧器の巻線抵抗と漏れリアクタンスとの比が等しくないと、各変圧器の二次側に流れる電流に位相差が生じ取り出せる電力は各変圧器の出力の和より小さくなり、出力に対する銅損の割合が大きくなって利用率が悪くなる。
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(5)
各変圧器の百分率インピーダンス降下が等しくないと、各変圧器が定格容量に応じた負荷を分担することができない。
誤っている記述は **3** です。
変圧器の並行運転には、角変位(位相ズレ)が等しいことが必要です。
* Y-Y結線、\(\Delta\)-\(\Delta\)結線:角変位は \(0^\circ\)(または \(180^\circ\))。
* \(\Delta\)-Y結線、Y-\(\Delta\)結線:角変位は \(30^\circ\)(または \(150^\circ\)など)。
したがって、**\(\Delta\)-Y(30度ズレ)とY-Y(0度ズレ)は並行運転できません**。
選択肢3の記述には「\(\Delta\)-YとY-Yとの並行運転はできる」とありますが、これは誤りです。