問題文
タービン発電機の水素冷却方式について、空気冷却方式と比較した場合の記述として、誤っているのは次のうちどれか。
選択肢
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(1)
水素は空気に比べ比重が小さいため、風損を減少することができる。
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(2)
水素を封入し全閉形となるため、運転中の騒音が少なくなる。
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(3)
水素は空気より発電機に使われている絶縁物に対して化学反応を起こしにくいため、絶縁物の劣化が減少する。
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(4)
水素は空気に比べ比熱が小さいため、冷却効果が向上する。
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1. 正しい。水素ガスの密度は空気の約1/10(比重が小さい)であり、風損を約1/10に低減できる。
2. 正しい。水素冷却機は防爆構造かつ機密構造(全閉形)であるため、騒音の漏れが少ない。
3. 正しい。水素は不活性であり、酸素を含まないため、コイル絶縁物の酸化劣化やコロナ放電によるオゾン生成(絶縁劣化の原因)を防ぐことができる。
4. **誤り**。水素の**比熱**は空気の約14倍と非常に**大きい**。また熱伝達率も高いため、優れた冷却効果を持つ。記述の「比熱が小さいため」という部分が誤りである。
5. 正しい。水素が機外に漏れるのを防ぐため、軸受部に密封油装置(シールオイル装置)を設けている。