要点
正解は(1)。有効分と無効分を分けて考えると、追加抵抗に流れる電流や必要な抵抗値を整理できます。正しいものではなく誤りを選ぶ設問かどうかも先に確認します。誤り探しは、正しそうな肢を探すより、条件とずれる肢を一つずつ切る方が安定します。
詳細解説
この問題の論点は、設備の役割と系統上の影響を因果で説明できるかという点です。最初に問題文の条件を固定し、どの式や用語で判定するかを決めると全体が追いやすくなります。
誤りは(1)です。
配電線に分散型電源が接続され逆潮流が発生すると、連系点の電圧が上昇しやすくなります。これを抑制するためには、分散型電源側で**無効電力を吸収**(遅れ力率運転)する必要があります。
「系統側から見て進み力率」というのは、負荷(分散型電源側)が容量性(コンデンサ的)に振る舞い、無効電力を供給することを意味します。これでは電圧をさらに上昇させてしまいます。電圧上昇を抑制するには、系統側から見て**遅れ力率**(誘導性)とする必要があります。
この種の問題は、正しい内容を探すのではなく、どの条件が条文や原理とずれているかを意識して読むことが大切です。
類題でも、設備の目的と起こる現象を対で覚えておくと、文章問題でも計算問題でも崩れにくくなります。