要点
正解は(3)。有効分と無効分を分けて考えると、追加抵抗に流れる電流や必要な抵抗値を整理できます。正しいものではなく誤りを選ぶ設問かどうかも先に確認します。誤り探しは、正しそうな肢を探すより、条件とずれる肢を一つずつ切る方が安定します。
詳細解説
この問題の論点は、設備の役割と系統上の影響を因果で説明できるかという点です。最初に問題文の条件を固定し、どの式や用語で判定するかを決めると全体が追いやすくなります。
分散型電源が配電線へ有効電力を逆潮流させると、線路インピーダンスによる電圧降下の向きが変わり、受電点電圧が上昇することがある。
この電圧上昇を抑えるには、分散型電源が系統から無効電力を吸収する方向、すなわち系統側から見て遅れ力率となるように運転し、線路のリアクタンス分で電圧降下を生じさせるのが有効である。
逆に、系統側から見て進み力率にすると、分散型電源が進み無効電力を系統へ送り出すことになり、電圧上昇をさらに助長しやすい。
したがって、「逆潮流による系統電圧上昇を抑制するために、受電点の力率は系統側から見て進み力率とする」とする (3) が誤りである。
この種の問題は、正しい内容を探すのではなく、どの条件が条文や原理とずれているかを意識して読むことが大切です。
類題でも、設備の目的と起こる現象を対で覚えておくと、文章問題でも計算問題でも崩れにくくなります。