要点
正解は(5)。始動時は逆起電力がないことを起点に、電流や損失の関係を追う問題です。正しいものではなく誤りを選ぶ設問かどうかも先に確認します。誤り探しは、正しそうな肢を探すより、条件とずれる肢を一つずつ切る方が安定します。
詳細解説
この問題の論点は、機器の基本原理と代表式を条件に合わせて使えるかという点です。最初に問題文の条件を固定し、どの式や用語で判定するかを決めると全体が追いやすくなります。
誤っているのは(5)です。
二重かご形誘導電動機では、始動時に電流が流れやすい**外側(表面側)**の導体を高抵抗・低リアクタンスにし、**内側(中心側)**の導体を低抵抗・高リアクタンスにします。
始動時は表皮効果により外側導体に電流が集中するため、外側の抵抗値を大きくすることで大きな始動トルクを得ます。記述では「内側の導体は外側の導体に比べて抵抗値を大きくする」となっており、逆の説明になっています。
この種の問題は、正しい内容を探すのではなく、どの条件が条文や原理とずれているかを意識して読むことが大切です。
類題では、まず基本式の意味を確認し、与えられた条件がどの項に効くかを順に追うのが近道です。
計算問題でも文章問題でも、まず状態量の意味を確認してから公式を使うと、条件の読み違いを減らせます。