要点
正解は(4)。滑りとトルクの関係を整理して、条件が変わったときの挙動を比べる問題です。正しいものではなく誤りを選ぶ設問かどうかも先に確認します。誤り探しは、正しそうな肢を探すより、条件とずれる肢を一つずつ切る方が安定します。
詳細解説
この問題の論点は、機器の基本原理と代表式を条件に合わせて使えるかという点です。最初に問題文の条件を固定し、どの式や用語で判定するかを決めると全体が追いやすくなります。
三相かご形誘導機は、回転子巻線や外部抵抗器が不要で構造が簡単なため、同容量の巻線形誘導機より安価で堅牢である。また、回転速度が同期速度を上回れば滑りは負となるので、発電機として用いることもできる。
一方、アルミダイカスト回転子は量産性に優れるため小容量から中容量機で多く用いられるが、大容量機では損失や強度の面から銅バーを用いた回転子が一般的である。
したがって、「大容量の電動機にはアルミダイカスト回転子が広く用いられている」とする (4) が誤りである。
この種の問題は、正しい内容を探すのではなく、どの条件が条文や原理とずれているかを意識して読むことが大切です。
類題では、まず基本式の意味を確認し、与えられた条件がどの項に効くかを順に追うのが近道です。