要点
正解は(3)。滑りとトルクの関係を整理して、条件が変わったときの挙動を比べる問題です。図や曲線から読み取る量と、式で求める量を分けて考えると崩れにくいです。復習では、図から読む量と式で求める量を分けて言い直せるか確認すると定着しやすいです。
詳細解説
この問題の論点は、機器の基本原理と代表式を条件に合わせて使えるかという点です。最初に問題文の条件を固定し、どの式や用語で判定するかを決めると全体が追いやすくなります。
V/f一定制御(電圧 \( V \) と周波数 \( f \) の比を一定に保つ制御)を行っています。
磁束 \( \phi \) は \( V/f \) に比例するため、電圧と周波数を共に10%下げても磁束は一定に保たれます。
誘導電動機のトルク \( T \) は、磁束 \( \phi \) と二次電流 \( I_2 \) の積に比例します(\( T \propto \phi I_2 \))。
負荷トルクが一定で、かつ磁束が一定であれば、二次電流 \( I_2 \) も一定となります。一次電流は励磁電流と二次電流の和ですが、励磁電流もほぼ一定とみなせるため、一次電流も変化せず、元の100Aのままとなります。
機械分野は、速度、電流、トルク、滑りなどのどの量が変化しているかを意識すると、公式の当てはめを誤りにくくなります。
類題では、まず基本式の意味を確認し、与えられた条件がどの項に効くかを順に追うのが近道です。