要点
正解は(1)。始動時は逆起電力がないことを起点に、電流や損失の関係を追う問題です。図や曲線から読み取る量と、式で求める量を分けて考えると崩れにくいです。復習では、図から読む量と式で求める量を分けて言い直せるか確認すると定着しやすいです。
詳細解説
図の曲線Aは右上がり、曲線Bは右下がりの特性を持っています。
* **安定性の判別**: 速度が少し低下したとき、「電動機トルク > 負荷トルク」となれば加速して元の点に戻ろうとするので安定です。逆に「負荷トルク > 電動機トルク」となればさらに減速してしまうので不安定です。
* **不安定なケース**: 速度低下時に、電動機トルクが負荷トルクより小さくなる場合です。
* 曲線Aが「電動機トルク」の場合:速度低下(左へ移動)するとトルクは減少します。
* 曲線Bが「負荷トルク」の場合:速度低下するとトルクは増加します。
* この場合、速度低下により「負荷トルク > 電動機トルク」となり、差分によってブレーキがかかり、さらに **(ウ)減速** して停止してしまいます。よってC点は不安定です。
* **誘導電動機の特性**: 一般的な誘導電動機のトルクカーブは、始動(速度0)から最大トルク速度まで右上がり、その後同期速度まで右下がりです。
* 右上がりの領域(速度0~最大トルク速度)は、定トルク負荷に対して不安定になりやすい領域です。
* したがって、交点C(不安定点)は **(エ)回転速度零と最大トルクの回転速度** の間に相当します。