要点
正解は(4)。基準電圧をそろえてインピーダンスを換算し、短絡時の量を順に求める問題です。小問ごとに使う式と条件を切り分けて考えると整理しやすいです。復習では、使う式、代入値、単位換算の順で声に出して確認すると取り違えが減ります。
詳細解説
この問題の論点は、条文の対象、設備、数値要件を正しく対応付けられるかという点です。最初に問題文の条件を固定し、どの式や用語で判定するかを決めると全体が追いやすくなります。
遮断容量の選定
- CB1の選定:
CB1はF点(変圧器直下)の短絡電流を遮断できる必要があります。
算出値 約22.5 kA に対し、直近上位の定格は選択肢より **25 kA** となります。
- CB2の選定:
CB2は分電盤(ケーブルの末端)に設置されています。ここでの短絡電流は、変圧器+ケーブルのインピーダンスで制限されます。
合計 %R = 1.4 + 8.8 = 10.2 %
合計 %X = 2.0 + 2.8 = 4.8 %
合計 %Z = \(\sqrt{10.2^2 + 4.8^2} \approx 11.27 \%\)
CB2点の短絡電流 \( I_{s2} = 549.9 \times \dfrac{100}{11.27} \approx 4879 \text{ [A]} \approx 4.9 \text{ [kA]} \)
これに対する直近上位の定格は、選択肢より **5 kA** となります。
よって、CB1: 25kA、CB2: 5kA の組み合わせである(4)が正解です。
法規は似た言い回しが多いので、設備の種類、対象者、数値条件をばらさず一まとまりで押さえると判断が安定します。
類題でも、空欄の前後だけで決めず、条文全体の意味と数値要件を一緒に確認する習慣をつけると得点が安定します。