要点
正解は(2)。有効分と無効分を分けて考えると、追加抵抗に流れる電流や必要な抵抗値を整理できます。小問ごとに使う式と条件を切り分けて考えると整理しやすいです。復習では、使う式、代入値、単位換算の順で声に出して確認すると取り違えが減ります。
詳細解説
線電流の大きさが等しいということは、電源から見た各相のインピーダンスの大きさが等しい(平衡している)ことを意味します。
デルタ結線された抵抗負荷(\( 20\Omega, 20\Omega, 60\Omega \))をスター(Y)結線に等価変換します。
頂点をa側、左下をb側、右下をc側と仮定(または回路図の対称性から判断)して計算します。
\( R_{ab}=20, R_{ca}=20, R_{bc}=60 \) とすると、
a相側の等価Y抵抗 \( r_a = \dfrac{20 \times 20}{20+20+60} = \dfrac{400}{100} = 4 \mathrm{\Omega} \)
b相、c相側の等価Y抵抗 \( r_b = r_c = \dfrac{20 \times 60}{100} = 12 \mathrm{\Omega} \)
各相の1相あたりのインピーダンス \( Z \) の大きさが等しくなる必要があります。
a相:抵抗 \( R \) と 直列リアクタンス \( X \)、さらに負荷の \( r_a \) があります。
\( Z_a = (R + r_a) + jX = (R+4) + j9 \)
b, c相:直列リアクタンス \( X \) と負荷の \( r_b \) (または \( r_c \))。
\( Z_b = r_b + jX = 12 + j9 \)
大きさが等しいので、\( |Z_a| = |Z_b| \)
\[ \sqrt{(R+4)^2 + 9^2} = \sqrt{12^2 + 9^2} \]
\[ (R+4)^2 = 12^2 \]
\[ R+4 = 12 \implies R = 8 \mathrm{\Omega} \]