要点
正解は(1)。機器の基本原理と代表式を、与えられた条件に当てはめて考える問題です。正しいものではなく誤りを選ぶ設問かどうかも先に確認します。誤り探しは、正しそうな肢を探すより、条件とずれる肢を一つずつ切る方が安定します。
詳細解説
この問題の論点は、機器の基本原理と代表式を条件に合わせて使えるかという点です。最初に問題文の条件を固定し、どの式や用語で判定するかを決めると全体が追いやすくなります。
IGBT単体では逆阻止能力を持ちますが、逆方向電流を流す能力(逆導通性)はありません。インバータ等で還流ダイオードが必要な場合は、外付けまたは逆並列ダイオード内蔵型を用います。パワーMOSFETは構造的に寄生ダイオード(ボディダイオード)を持つため逆導通しますが、IGBT自体にはその特性はありません。したがって(1)が誤りです。
この種の問題は、正しい内容を探すのではなく、どの条件が条文や原理とずれているかを意識して読むことが大切です。
類題では、まず基本式の意味を確認し、与えられた条件がどの項に効くかを順に追うのが近道です。
計算問題でも文章問題でも、まず状態量の意味を確認してから公式を使うと、条件の読み違いを減らせます。
上の整理を自分の言葉で言い換えられるか確認しておくと、次に似た問題が出ても手が止まりにくくなります。