要点
正解は(5)。各量の定義と単位の対応を押さえて、誤った組合せを消す問題です。単位と定義の対応を順に追うと崩れにくいです。復習では、図から読む量と式で求める量を分けて言い直せるか確認すると定着しやすいです。
詳細解説
この問題の論点は、設備の役割と系統上の影響を因果で説明できるかという点です。最初に問題文の条件を固定し、どの式や用語で判定するかを決めると全体が追いやすくなります。
図の破線から、\(d=200\) 日に対応する流量は
\[
Q_{200}=14\text{m}^3/\text{s}
\]
と読める。したがって、「200日以上発生する流量」は \(14 \text{m}^3/\text{s}\) とみなせる。
前問で求めた最大使用流量は \(32.0 \text{m}^3/\text{s}\) なので、8時間運転に必要な総水量は
\[
32.0 \times 8 \times 3600 = 921600 \text{m}^3
\]
である。一方、同じ8時間に河川から流入する水量は
\[
14 \times 8 \times 3600 = 403200 \text{m}^3
\]
である。
したがって、調整池から補わなければならない不足水量、すなわち必要有効貯水容量 \(V_{req}\) は
\[
V_{req} = (32.0 - 14) \times 8 \times 3600 = 18 \times 8 \times 3600 = 518400 \text{m}^3
\]
となる。選択肢の中でこの値を満たす最小の容量は \(520000 \text{m}^3\) なので、(5) が正解である。
小問がある場合は、途中結果をそのまま次に使えるか、条件が切り替わっていないかを確認してから進めると崩れにくいです。
類題でも、設備の目的と起こる現象を対で覚えておくと、文章問題でも計算問題でも崩れにくくなります。
文章問題でも、設備の流れ、役割、影響の順で見ていくと、似た選択肢の違いを落ち着いて比較できます。
上の整理を自分の言葉で言い換えられるか確認しておくと、次に似た問題が出ても手が止まりにくくなります。