要点
正解は(3)。条文の対象、設備、数値要件の組合せを正しく対応付ける問題です。小問ごとに使う式と条件を切り分けて考えると整理しやすいです。復習では、使う式、代入値、単位換算の順で声に出して確認すると取り違えが減ります。
詳細解説
**電線の仕上がり外径 $D$ の計算:**
ACSRの構造(図より)は中心に鋼線1本、周囲にアルミ線6本です。
素線直径 $d = 2.0$ mm。
より線の導体直径 = $3 \times d = 3 \times 2.0 = 6.0$ mm。
絶縁体の厚さ $t = 2.0$ mm。
仕上がり外径 $D = 6.0 + 2.0 \times 2 = 10.0$ mm = $0.01$ m。
低温季の風圧荷重
条件「氷雪が多く、海岸地…」より、甲種と乙種(氷雪付着時の風圧)の大きい方を適用します。
* **甲種**: $9.8$ N/m
* **乙種**: 周囲に厚さ6mmの氷雪が付着した状態で、甲種の1/2の風圧(980/2 = 490 Pa)を適用します。
氷雪付着時の外径 $D_{ice} = D + 2 \times 6 \text{mm} = 10 + 12 = 22 \text{mm} = 0.022 \text{m}$。
\[ W_B = 490 \times D_{ice} = 490 \times 0.022 = 10.78 \text{ [N/m]} \]
$10.78 > 9.8$ なので、低温季は乙種を適用します。
約 $10.8$ N。
よって、正解は **(3)** です。