要点
正解は(1)。設備の役割や系統上の現象を、因果関係で整理して判断する問題です。設備の役割と現象の因果関係をセットで押さえると外しにくいです。復習では、設備の役割と起こる現象を対で説明できるか確認すると知識がつながります。
詳細解説
この問題の論点は、設備の役割と系統上の影響を因果で説明できるかという点です。最初に問題文の条件を固定し、どの式や用語で判定するかを決めると全体が追いやすくなります。
軽水炉では,軽水は「冷却材」と同時に中性子を減速させる「減速材」としても用いられるため,(ア)は減速材となる(遮へい材は一般にコンクリートなど)。
加圧水型(PWR)は一次系を高圧に保ち,冷却材が原子炉内で沸騰しないようにする。この圧力調整に用いるのが加圧器なので(イ)は加圧器。一次冷却材は原子炉と蒸気発生器の間を循環し,蒸気発生器で一次系と二次系の熱交換を行って二次蒸気をつくるため(ウ)は蒸気発生器。
沸騰水型(BWR)は原子炉内で直接蒸気を発生させてタービンへ送る方式で,炉心流量を調整するための再循環ポンプが特徴的な設備となる。給水ポンプは火力ボイラ等へ給水する一般的設備であり,「BWR特有」とは言いにくい。
以上より(ア)減速材,(イ)加圧器,(ウ)蒸気発生器,(エ)再循環ポンプの(1)が正しい。
電力分野は設備名だけで覚えると混同しやすいので、役割、現象、対策の三つをつなげて理解するのが有効です。
類題でも、設備の目的と起こる現象を対で覚えておくと、文章問題でも計算問題でも崩れにくくなります。