要点
正解は(2)。有効分と無効分を分けて考えると、追加抵抗に流れる電流や必要な抵抗値を整理できます。小問ごとに使う式と条件を切り分けて考えると整理しやすいです。復習では、小問ごとに何を求めるかを一文で言い分けられるか確認すると再現しやすいです。
詳細解説
過電流遮断器の定格電流 \(I_B\) の計算
解釈第148条により、幹線の過電流遮断器の定格電流は、次の値以下でなければなりません。
1. \(3 I_M + I_H\)
2. \(2.5 \times I_C^{\prime}\) (電線の許容電流の2.5倍)
上記のいずれか小さい方の値(ただし、これらが標準定格にない場合は直近上位等の規定がありますが、ここでは最大値の計算を求められています)。
ここで、\(I_C^{\prime} = 88\) A なので、\(2.5 \times I_C^{\prime} = 2.5 \times 88 = 220\) A が上限の一つとなります。
* **(エ)**: \(I_M=60, I_H=20\)。
\(3 I_M + I_H = 3 \times 60 + 20 = 200\) A。
\(2.5 I_C^{\prime} = 220\) A。
小さい方は **200** A。
* **(オ)**: \(I_M=70, I_H=10\)。
\(3 I_M + I_H = 3 \times 70 + 10 = 220\) A。
\(2.5 I_C^{\prime} = 220\) A。
両方220なので **220** A。
* **(カ)**: \(I_M=80, I_H=0\)。
\(3 I_M + I_H = 3 \times 80 + 0 = 240\) A。
\(2.5 I_C^{\prime} = 220\) A。
小さい方は **220** A(電線保護の観点から220Aに制限されます)。
よって、(b)の正解は(2)です。